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Bunsuke
Japanese language learning
Created 23 Jan 2021
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Mentions
  • #194 - Jealousy.
    01 Oct 2021 • < 1 min read • 3 1
    #194 山田詠美『4 Unique Girls』 私、恋愛中の嫉妬とは無縁の人間なんですよ、と言ってのけた女がいたが、そんな筈はないだろう。絶対に嘘である。 Vocabulary: 山田詠美 やまだえいみ Yamada Eimi (author, 1959-) 嫉妬   しっと    jealousy 無縁   むえん    unrelated, indifferent 嘘    うそ     ...
  • #193 - Love comes later.
    30 Sep 2021 • < 1 min read • 2 1
    #193 里見弴「晩い初恋」 先ずプラトニックな恋を知り、それから次第に灼くような楽慾の味や裏へ裏へと掻い潜ろうとする種々な恋の戯れなどへ適く世間普通の道楽者の経路とは丁度反対で、昌造は露骨な性慾の策励から這入った放蕩を七年ほど続けた後に肇めて恋する心を知った。 Vocabulary: 里見弴  さとみとん  Satomi Ton (author, 1888-1983) 先ず   まず     f...
  • #192 - Being alone.
    29 Sep 2021 • < 1 min read • 4 1
    #192 橋本多佳子「椎の実」 そのときふと気がついた。少しも淋しくないことである。「これなら淋しがりやでないではないか。」と、ひとり言をいつた。いつまでもかうしてゐたい。今の私は静かに充ちてゐる。 Vocabulary: 橋本多佳子 はしもとたかこ Hashimoto Takako (author, 1898-1963) 淋しい   さみしい    to feel lonely 充ちる   みち...
  • #191 - No pictures please.
    28 Sep 2021 • < 1 min read • 4 1
    #191 夏目漱石「硝子戸の中」 電話口へ呼び出されたから受話器を耳へあてがって用事を訊いて見ると、ある雑誌社の男が、私の写真を貰いたいのだが、いつ撮りに行って好いか都合を知らしてくれろというのである。私は「写真は少し困ります」と答えた。 Vocabulary: 夏目漱石 なつめそうせき Natsume Soseki (author, 1867-1916) 受話器  じゅわき    receive...
  • #190 - The beginning of summer.
    27 Sep 2021 • < 1 min read • 3 1
    #190 森鷗外「あそび」 木村は官吏である。 ある日いつもの通りに、午前六時に目を醒ました。夏の初めである。もう外は明るくなっているが、女中が遠慮してこの間だけは雨戸を開けずに置く。蚊蟵の外に小さく燃えているランプの光で、独寝の閨が寂しく見えている。 Vocabulary: 森鷗外 もりおうがい Mori Ogai (author 1862-1922) 官吏  かんり    government...
  • #189 - Visiting museums.
    24 Sep 2021 • < 1 min read • 5 3
    #189 阿部次郎「帰来」 千九百二十三年の七月、私は、独逸を出てから、和蘭・白耳義を経て再びパリにはひつた。其処の美術館で、前に見た目ぼしいものを見なほしたり、前に見のこして置いたものを見たりするのが私の主たる目的だつた。 Vocabulary: 阿部次郎 あべじろう  Abe Jiro (author, 1883-1959) 独逸   ドイツ    Germany 和蘭   オランダ   Ho...
  • #188 - The meaning of a ring.
    23 Sep 2021 • < 1 min read • 5 1
    #188 夏目漱石『それから』 三千代はこごんで帯の間から小さな時計を出した。代助が真珠の指輪をこの女に贈ものにする時、平岡はこの時計を妻に買って遣ったのである。 Vocabulary: 夏目漱石 なつめそうせき Natsume Soseki (author, 1867-1916) こごむ          to lean forward 真珠   しんじゅ    pearl 指輪   ゆびわ  ...
  • #187 - Japanese women.
    22 Sep 2021 • < 1 min read • 6 6
    #187 与謝野晶子「日本婦人の特色は何か」 それから、日本の婦人は勤勉で併せて質素だと云いますが、之も欧米の婦人の活動振りと倹約好きとに比べると、反対に日本の婦人は太抵まだ独立心の鈍い怠け者であり、自分に経済上の生産力が無いくせに親や良人の財力を徒費して美服を欲しがる贅沢婦人であることが明白になります。 Vocabulary: 与謝野晶子 よさのあきこ  Yosano Akiko (author...
  • #186 - Nature vs. man.
    21 Sep 2021 • < 1 min read • 3 4
    #186 三島由紀夫『命売ります』 あの美しい欅の梢が、夕空の仄青い色を、精妙無類に、丁度夕空へ投げかけた投網のようにからめ取っているのは、そもそも何故だろう。自然は何でこんなに無用に美しく、人間は何でこんなに無用に煩わしいのだろう。 Vocabulary: 三島由紀夫 みしまゆきお   Mishima Yukio (1925-1970) 欅     けやき      zelkova, elm t...
  • #185 - Shinbashi station.
    20 Sep 2021 • < 1 min read • 5 1
    #185 武田麟太郎「黴の花」 九時をすぎると、駅夫は欠伸をする、ひとくぎりついたわけである。それから、ぞろぞろと定期ではないお客が、――商人風の男や、政党本部へ行く院外団員らしい壮士が威張って出て来る。 Vocabulary: 武田麟太郎 たけだりんたろう Takeda Rintaro (author, 1904-1946) 駅夫    えきふ      station worker (arch...
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